補助金情報

デジタル化・AI導入補助金(旧・IT導入補助金)

デジタル化・AI導入補助金2026 最新情報まとめ|対象・金額・スケジュール

この記事の情報は2026年4月時点のものです。 補助金の詳細・スケジュールは変更になる場合があります。申請前に必ず公式サイト(デジタル化・AI導入補助金2026)で最新情報をご確認ください。

「IT導入補助金を使いたいけど、2026年はどう変わったのか知りたい」

そうお思いの中小企業経営者の方へ。2026年(令和7年度補正)から、従来の「IT導入補助金」は「デジタル化・AI導入補助金2026」へと名称・制度内容が変わりました。

AIツールの活用が新たに重点支援対象に加わり、使える枠や補助率にも変更があります。この記事では、2026年の制度概要・補助枠・申請スケジュールをまとめます。


IT導入補助金は2026年から「デジタル化・AI導入補助金」に

2026年の最大の変更点は、名称と支援の重点がAIを含むデジタル化全般に広がったことです。

これまでのIT導入補助金は、主にソフトウェアやクラウドサービスの導入を支援するものでした。2026年からは生成AIや業務自動化AIを含むツール全般が対象となり、「デジタル化・AI導入補助金」という名称に変わっています。

ただし、「IT導入補助金」というキーワードで制度を検索している方が多いため、本記事では両方の名称を使っています。 申請窓口・手続きの大枠は従来のIT導入補助金と同様です。


2026年の補助枠と概要

2026年の「デジタル化・AI導入補助金」には、主に以下の5つの枠があります。

1. 通常枠

最も基本的な枠です。販売管理・在庫管理・会計・人事労務など、業務効率化に役立つITツールの導入が対象です。

項目 内容
補助率 1/2以内〜2/3以内
補助額 5万円以上450万円以下
対象 ソフトウェア購入費、クラウド利用料(最大2年分)、導入関連費

補助額の幅は、導入するシステムが対応する業務プロセスの数によって異なります。基幹業務の複数領域(受注・購買・在庫・会計など)をカバーするシステムほど、上限額が高くなります。

2. インボイス枠(インボイス対応類型)

インボイス制度(適格請求書等保存方式)に対応するための会計・受発注・決済ソフトウェアやハードウェア(PC・レジ等)の導入が対象です。

項目 内容
補助率 2/3以内〜3/4以内(金額帯によって異なる)
補助額 最大350万円

インボイス対応がまだ完全に整っていない事業者にとって、活用しやすい枠です。

3. インボイス枠(電子取引類型)

取引先とのやり取りを電子化するためのクラウド型受発注ソフトが対象です。自社だけでなく、取引先の中小企業がまとめて申請するケースにも対応しています。

項目 内容
補助率 2/3以内
補助額 最大350万円

4. セキュリティ対策推進枠

IPA(情報処理推進機構)が認定した「サイバーセキュリティお助け隊サービス」の導入が対象です。中小企業のサイバーセキュリティ対策を後押しする枠です。

項目 内容
補助率 中小企業1/2以内、小規模事業者2/3以内
補助額 5万円以上150万円以下

5. 複数者連携デジタル化・AI導入枠

複数の中小企業が連携してデジタル化・AI導入に取り組む場合の枠です。サプライチェーン全体でのDXや、商店街・業界団体単位での取り組みなどが想定されています。個社単独での申請より手続きは複雑ですが、補助規模が大きくなります。


2026年の申請スケジュール

通常枠・インボイス枠・セキュリティ枠は年間複数回の締切が設けられています(2026年4月時点の予定)。

締切回 申請締切日 交付決定(予定)
1次 2026年5月12日(火) 2026年6月18日(木)頃
2次 2026年6月15日(月) 2026年7月下旬頃
3次 2026年7月21日(月) 2026年8月下旬頃
4次 2026年8月25日(月) 2026年9月下旬頃

複数者連携枠は年2〜3回の締切となっています。

注意: 上記は2026年4月時点の予定です。スケジュールは変更になる場合があります。必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。


申請の大まかな流れ

IT導入補助金(デジタル化・AI導入補助金)の申請は、ITツールを自社で直接申請するのではなく、「IT導入支援事業者(登録ベンダー)」と一緒に申請する仕組みです。

  1. gBizIDプライムの取得:法人・個人事業主向けの行政サービス共通IDを取得する(申請に必要。取得まで数週間かかるため早めに対応)
  2. SECURITY ACTIONの宣言:IPAのセキュリティ自己宣言(無料、オンラインで完了)
  3. IT導入支援事業者の選定:登録ベンダーの中から支援事業者を探す
  4. ITツールの選定:支援事業者と相談しながら、補助対象のツールを選ぶ
  5. 交付申請:支援事業者と共同で申請システム(jGrants)から申請
  6. 交付決定後に契約・支払い:交付決定前に契約・支払いをすると補助対象外になるため注意
  7. 実績報告・補助金の受取

中小企業が申請で気をつけるべき3つのポイント

ポイント1:「交付決定前に契約・発注しない」

最もよくある失敗がこれです。「申請中だからそろそろ発注しても大丈夫」と思って先行して契約してしまうと、補助対象外になります。必ず交付決定の通知を受けてから契約・発注してください。

ポイント2:gBizIDプライムの取得に時間がかかる

申請に必須のgBizIDプライムは、取得まで2〜4週間程度かかることがあります。「申請したい」と思ったときから動き始めると締切に間に合わないケースがあります。補助金を活用する予定があれば、早めに取得しておくことをおすすめします。

ポイント3:IT導入支援事業者(登録ベンダー)の選定も重要

補助金申請はベンダーと共同で行います。サポートが手厚いベンダーを選ぶと申請がスムーズですが、「補助金が使えるから」という理由だけで自社に合わないツールを選んでしまうのは本末転倒です。補助金ありきではなく、まず自社に必要なツールを決めてから、それに対応するベンダーを選ぶという順序が正解です。


まとめ

2026年のIT導入補助金(デジタル化・AI導入補助金)のポイントをまとめます。

  • 名称変更:「IT導入補助金」→「デジタル化・AI導入補助金2026」。AIツール導入も対象に
  • 5つの枠:通常枠・インボイス枠(2種)・セキュリティ枠・複数者連携枠
  • 補助率:枠によって1/2〜3/4。最大450万円(通常枠)
  • スケジュール:1次締切は2026年5月12日。年4回程度の締切あり
  • 注意点:交付決定前の契約NG・gBizIDの早期取得・ツールありきで選ばない

補助金は使える制度ですが、「補助金が使えるから」という理由だけでITツールを選ぶのはリスクがあります。自社の課題に合ったツールを選んだ結果として補助金を活用する、という考え方が正しい順序です。


補助金活用について相談したい方へ

「自社の状況でどの枠が使えるか」「補助対象のツールが自社の課題に合っているか」——補助金の申請に進む前に、こうした整理が必要な場合は、お気軽にご相談ください。

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